カラスビシャク
昔は普通に畑の際などに生えていた植物です。
最近、観なかったんですが、この大磯のキャンパスで久しぶりに対面することが出来ました。
蛇が頭を持ち上げた様なおかしな花です。
この植物、昔から薬草ではよく使われていて、栽培もされています。栽培といっても今では中国や韓国でのことです。
日本にもまだ僅かですが栽培しているところが有るようです。
別名、ヘソクリというそうです。
昔、田舎のお年寄りが畑の際に生えていたこの植物をこまめに集めて薬草として売り、孫のためにお小遣いを貯めたそうです。
この時期、花が咲き初秋の頃に収穫するそうです。
根元に1Cmほどの球根が出来ます。これを干して乾燥したものが半夏(はんげ)という漢方薬です。胃弱者の鎮吐・鎮咳・鎮静の効果があるそうです。
この写真の葉をご覧ください、茎から3枚の葉になるところに子(小さな茶色の瘤、むかご)が出来て、これを植えて増やすことができます。栽培資料によりますと16Cmくらい深く植えると収穫量が増すそうです。